卒業生紹介

獣医保健看護学類 / 2023年度卒

外﨑 百合香 さん

株式会社稚内AIセンター 就職

動物に関わる仕事がしたいという軸を大切に、
信頼される家畜人工受精師を目指す

小さな頃からの夢と大学で得た技術を生かしての進路選択

動物が好きで、小さな頃からの夢は動物園の飼育員になることでした。
ただ、飼育員になるならば公立の動物園で!と決めていて、狭き門であるため、他の進路も考える必要がありました。
私は酪農学園大学に入学し、飼育員を目指す中で、家畜人工受精師の資格も取得しました。
資格を取得したことで、職業としての家畜人工受精師にも興味を持ったため、インターンシップでいくつかの会社を訪問させていただきました。
就職先の稚内AIセンターも訪問した企業のひとつで、農家さんがその技術力の高さを評価されていたのが印象的でした。

公務員試験対策と並行しての就職活動

3年生頃から大学主催の企業説明会に参加するようになり、3年生の夏休みや春休みはインターンシップに参加しました。
4年生の6月と9月に動物園飼育員を目指し公務員試験を受けましたが、結果は不合格。
インターンシップを通じ、家畜人工受精師を動物園飼育員と並行して目指すと決めていたため、お声がけをいただいていた数社から農家さんの信頼が厚く、少しでも早く一人前の受精師になれそうと感じた稚内AIセンターへの就職を決めました。
公務員試験対策と並行しての就職活動は大変でしたが、キャリアセンターで公務員講座に関する情報を頂いたり、面接練習やエントリーシートの添削、論文の添削を行っていただいたり、悩みがあるときは面談していただいたりと、就職活動においては、ずっとキャリアセンターにお世話になりました。
獣医保健看護学類では公務員試験を受ける学生は私の他にいなかったため、孤独な闘いとなってしまったのですが、そんなときに話を聞いてくださったキャリアセンターの方にはとても感謝しています。

信頼される受精師を目指して

家畜人工受精師は牛の繁殖に関わるお仕事です。雌牛の発情を見極め、人工授精をすることがメインの職業です。
技術を身につけ、受胎率を上げ、農家さんのお役に立つとともに、酪農業の発展に貢献していければと思います。
大学で学んだ動物看護の知識も生かし、農家さんや上司の方に信頼される受精師になれるよう努力していきたいです。

自分の軸を持った就職活動を

私は公務員を目指して公務員講座などを受講するなど様々な対策を行いました。結果は不合格でしたが、自ら学ぶ習慣もでき、挑戦して良かったと感じています。
公務員を目指す方は学類の勉強との両立は大変だと思いますが、短時間でもいいので公務員試験の勉強する時間を作ってコツコツ勉強していくことが大切だと思います。
また、就職活動をする上で、「自分の譲れないものは何か」しっかりと軸を持っておくことをおすすめします。
私は「動物に関わる仕事がしたい」「動物の役に立ちたい」という軸がありました。そしてこの軸に対し、今までの自分がどのように行動してきたのかを見つめ直すことで大きくぶれずに就職活動を行うことができました。
就職活動では、自分には無理かもと思う場面が何度も出てくるかもしれませんが、最初から諦めるのではなく挑戦してみてください。


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