卒業生紹介

獣医学類 / 2022年度卒

森本 早稀 さん

日本中央競馬会(JRA) 就職

中学生からの夢を実現、馬の獣医師に

馬を中心に過ごした6年間

小さいころから動物が好きで、近所の獣医さんが飼っていた馬を見て、馬が好きになりました。馬が走っている姿が好きで、地元の笠松競馬場には馬を見るために何度も通いました。
中学生の頃には、将来は馬のお医者さんになりたいと決めており、酪農学園大学に入学したのも、大動物を学ぶ機会が多く、馬の生産地である北海道であれば馬に関わる施設への見学や研修も行きやすいと思ったからです。
入学後は獣医としての基礎知識を身に着けることができたことはもちろんですが、馬術部で活動したり、札幌競馬場でアルバイトをしたりと、馬のことをより知ることができました。
本当に馬を中心に過ごした6年間でした。

目標の企業一社に絞った就職活動

とにかくJRAへの就職を目指していたので、徹底的に対策を行いました。特に前年度に採用試験を受けた先輩に話を聞けたのは、大変参考になりました。また、部活の顧問の先生は馬の臨床医でもあるため、インターン先を探してくれたり、馬に関する専門的な知識もたくさん教えていただくことができました。
キャリアセンターでは面接の練習をしていただき、その様子を録画して、自分の悪い点を分析することができました。
2年生の12月頃から情報収集を始めましたが、それ以前に何度か道内外のJRA関連施設へインターンに行きました。4月に履歴書を提出し、3度のテストと面接を行った後、6月末に内定をいただくことができました。
私は何かと不安になってしまうことが多いので、前向きな気持ちを維持することが大変でした。選考期間が長かったので、ひとつひとつの試験の合間に暗い気持ちになりがちでしたが、友達が励ましてくれたのはすごく心強かったです。
併願をほぼ受けない状態だったのも不安でしたが、どれも手を抜きたくないという自分の性格から、すべての企業と真剣に向き合わなければ・・となって、結局中途半端になってしまっていたと思うので、一社に照準を絞ったことは正解だったと思います。

競走馬の競技生活をサポートしたい

入社後は、競走馬の骨折など運動器疾患の治療を積極的に行い、現段階では難しい治療などへのアプローチを考えていきたいです。
また、好きだった馬が骨折して安楽死になってしまった辛い経験があるので、ただ治療するだけではなく、元の状態にできる限り戻すリハビリテーションなどを研究したいと思っています。
仕事が始まると、大学で学んだこと以上に多くのことを学ぶと思います。競走馬たちが長くレースを続けられるよう、サポートできる獣医師になりたいです。

就職活動は人生の経験としてとても有意義なもの

就職活動はとても大変です。ただ忘れるべきでないのは、人生が大学時代の就職活動だけで決まるというものではないということです。
しかし就職活動は、自分のやりたいことをより明確にできたり、自己分析を行うことで、自分では気づかなかった自分の一面を発見する機会にもなります。
苦しいことも多いと思いますが、私は人生の経験としてとても有意義なものでした。ぜひ全力で頑張ってください。


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