循環農学類 / 2019年度卒
瀧上 結葵 さん
医療法人 Tender loving Care 恵愛生殖医療医院 就職
受精卵のスペシャリストになる。
受精卵に関われる仕事をしたい
もともと畜産に興味があり、その勉強ができる大学を探していました。その中でも繁殖の分野について詳しく学びたいという思いから、実習を多く行っている酪農学園大学に入学しました。
所属するゼミでは受精卵の研究を行っています。現場での実習も多く、その学びの中で得た知識や能力が発揮できる仕事をしたいと考え、胚培養士(エンブリオロジスト)を目指しました。
自分の譲れない条件を決める
私は受精卵生産を専門的に行う関東圏の病院や企業などに絞って就職活動を行いました。関東圏は人口に比例して患者の数も多く、今後自分がより多くの経験を積むことができるのではないかと考えたからです。
就職活動中に一番大変だと感じたことは、胚培養士の求人情報を探すことでした。
それほど求人が多い職種ではないので、ゼミの先生に来ている企業からのメールや、転職サイトの実際に働く人の声などから、胚培養士の仕事についてや、求人に関する情報を得ていました。私の周りにも胚培養士を目指す仲間がいたので、情報交換をしていましたが、それ以外からの情報はほとんどありませんでした。
就職活動では、自分が望む全て条件に合う仕事や会社は中々無いと思います。自分の中で譲れないものを決めて、職種や会社を選択することが大事だと思います。
私は「受精卵に関われること」が譲れない条件でした。そのため、必ず受精卵の研究や仕事に携われる企業や病院を選ぶことで、自分が納得できる病院に就職することができました。
技術の発展に貢献できる人になりたい
まずは胚培養士として、より深い知識と技術を習得していきたいと思います。目標は、働きながら大学院などの研究機関でも受精卵に関する勉強を続けることです。現場を知ることで、より実用的な研究を行い、技術の発展に貢献できるような人になりたいと思っています。
自分が何をしたいのかを見失わずに就職活動を行えば、素敵な仕事が見つかると思います!