卒業生紹介

循環農学類 / 2018年度卒

須藤 由貴 さん

青森県庁 就職

地方の農業経営の問題と
向き合っていきたい

大学の学びの中で地方が持つ魅力に気づく

高校生のときから家畜に興味があり、将来は大学で学んだことが生かせる働き方をしたいと思う中で、所属する研究室の活動のひとつにあった農家調査で、様々な農家の方と触れ合い、農業を支える仕事に魅力を感じました。
また、大学2年生の酪農実習で行った浜中町で地方の持つ魅力に気づきました。田舎というとマイナスなイメージがありましたが、実習を通してそのイメージは一転しました。そこに住む人が一致団結することで、素晴らしい魅力が生まれることを知りました。
一方で、大学生活で地元である青森を離れたことで、地元や家族への想いが強くなったことから、大学で学んだ畜産を介し、地元青森の魅力を高め、発信していきたいと思い、地元の県職員を目指しました。

実際に行動してみることが重要

就職活動を始めたのは、3年生の3月頃でしたが、当初は教職課程も並行して進めていたので、スケジュールの調整などが大変なこともありました。
そんなとき、所属研究室の教授からいただいた「どのようなスタイルで働ける現場であるかを見極めることが大切」というアドバイスは大変参考になり、就職活動では自分の目で見たものを大切にしようと心掛けました。
選択肢を広く持つことは大切ですが、余裕を持って就職活動をするためには、早いうちに自分の目標をしっかりと決めたほうが良いと思います。そのためには、人から聞いたり考えたりするだけでなく、実際に行動してみることが重要と感じました。

働きたくなる地元を自分が作る!

今、地方の農業経営は後継者不足などの問題により大きく変わってきています。
地元に住んでいた高校生のときは、「地元には仕事がない!」と思っていましたが、これからは「働きたくなる地元を自分が作る!」という気持ちで、若い人が農業や畜産に関わっていける地域の土台づくりをしていきたいと思います。


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