循環農学類 / 2022年度卒
佐藤 優平 さん
全国農業協同組合連合会 福島県本部 就職
福島県を北海道に次ぐ農産物の主要産地に
農業を深く学び、研究した大学生活
元々動物が好きで、将来は畜産・酪農関連の仕事に就きたいと思っていたため、農業高校に進学、高校生の頃から農業王国ともいえる北海道で農業を学びたいと考え酪農学園大学に入学しました。
大学内の様々な研究施設や広大なフィールドでは、多くのことを学ぶことができました。特に搾乳実習は初めての体験だったので、大変印象に残っています。
また、大学でできた研究室の教授やメンバーなど、大切な人との繋がりもできました。
福島県の農業を活気づけ、復興の手助けをしたい
出身である福島県の農業・農家を支える仕事に就くことは、大学入学以前からの目標でした。
私の実家は農業が盛んな地域でしたが、東日本大震災の影響や高齢化により、離農する農家と荒れ果てた土地が増えていくのを目の当たりにしました。また、原発事故の影響により、安全性は確認されているものの、福島県産農産物は依然として風評被害を受けています。このような現状を打開すべく、福島県の農業を活気づけ、復興の手助けをすることを軸に就職活動を行いました。
3年生の11月から就職説明会で情報収集を始め、3月には就職先と同じ業種の企業へインターンシップに行き、農家さんを支える仕事を体験、4年生の4月からテストを受け始め、5月末に内々定をいただくことができました。
就職活動中は、所属する研究室の教授に何度も相談をしました。同郷で、豊富な社会経験のある教授には何度も勇気をいただき、教えていただいた福島県内の農業関連の企業・団体についての情報は就職活動に大変役立ちました。
沢山の人と交流を持ち、夢の実現へ
福島県を北海道に次ぐ農産物の主要産地とすることが私の夢です。大げさな夢かもしれませんが、志は大きく持ち、実現できるよう努力していきたいです。
入社後は、農協という企業の特性を生かし、沢山の人と交流を持つことで、多くの情報を手に入れ、それを夢の実現へと繋げていきたいです。
大学生活を存分に楽しむことも大切
就職活動は、計画を立てて、とにかく早く動きだすことが大切だと思います。私は行動が遅く、計画を立てずに就活をしたことで失敗したことも何度かありました。企業説明会の予定を忘れてしまっていたり、エントリーシートを締め切り直前に提出したりと、バタバタしていて気持ちに落ち着きがありませんでした。計画を立て、早く動き出すことで、落ち着きも生まれ、質の良い就職活動を送れると思います。
ただ、あまり就職活動ばかりに根詰めすぎないようにしたほうが良いとも思います。
就職活動では、気持ちがかなり追い込まれて行くこともあるかもしれませんが、たまには休息をとって趣味に没頭したり、友人と遊んだりすることも大事です。